「環境銀行」として広げていく未来
COJ:カーボンオフセット対象商品について教えてください。
カーボンオフセットをつけた商品は二種類あります。
ひとつは投資信託で名称を「eco定期預金~カーボンオフセット~」といいます。
当行が本定期預金残高(平成22年2月末日)の0.02%に相当する額でCO2排出権を購入、
この費用はわたしどもが負担します。お客様に定期預金口座を預けていただくと、
間接的にCO2削減に貢献できるという仕組みです。
もうひとつは定期預金で名称を投資信託で「環境未来バランス・オープン」という商品です。
これは環境問題に対応する製品・サービスを取り扱う国内の企業の株式、
また世界の高金利通貨建ての短期債券等に50%ずつ投資する投資信託です。 設定運用は岡三アセットマネジメントが担当し、
わたしどもは販売会社として受け取る信託報酬の一部から温室効果ガスの排出権を購入し、 日本政府の口座に無償で移転します。
銀行業で貢献したい
COJ:カーボンオフセット導入のいきさつを教えてください。
滋賀県は環境に対し早くから関心の高い地域だと思います。琵琶湖という大きな湖の保全活動なども昔から盛んでした。
琵琶湖の水質を守るための工場排水規制なども厳しく、
また昭和50年代には家庭用洗剤にリンを含まないものを、と訴えた市民活動も盛んでした。
このような環境問題に熱心な土壌ですから、銀行といえどもそこを意識するのは当然のことです。
早くから当行は「環境銀行」と銘打ってアピールしてまいりました。
これまでにも環境保全運動に関わる財団法人、NPO団体に寄付するなどの活動は行ってきましたが、
銀行という本業の中で金融商品を通し、環境に貢献できるものはないかと模索していたのです。
そんなとき「カーボンオフセットはお客様と一緒に環境にも貢献できる取り組みだ」
という提案が社内からあがり、採用する運びとなりました。
また当行は来春、関西アーバン銀行との合併を控えています。
合併に先立ち「eco定期預金~カーボンオフセット~」を販売していますが、
新銀行の方針としても銀行業務を通じた地球環境保全を掲げています。
そこでそのプロモーションとしての意味と、
お客様と一緒に行うことができる温暖化防止活動のひとつとしてカーボンオフセットを実施することになりました。
COJ:COJを選んだ理由はありますか。
COJさんを選んだのは、活動がグローバルであったこと、また信頼感があることが大きな理由です。
わたしどもは信用が一番です。銀行として預金の流れ、
透明性を常に重視していますからカーボンオフセットの取り組みをお客様に説明する上でも、
信頼できるカーボンオフセットプロバイダでないといけません。
そういう点をふまえてもCOJさんでしたらお客様にも理解していただきやすく、また安心してこちらもお話することができます。
環境に熱心な滋賀ならではの
COJ:商品の反響はいかがですか。
投資信託「環境未来バランス・オープン」のほうは販売累計約1億2千万円(12/14現在)です。
「eco定期預金~カーボンオフセット~」は発売して3ヵ月ですが引き続き好評で、
残高は約44億円(12/14現在)あります。
申し込みの際お客様に賛同書というものを書いていただいているのですが、滋賀県内で約3,000件、
この定期預金に申し込んでいる方がいて当行のカーボンオフセット活動に賛同いただいているということは、
県民みなさんの関心の高さを物語っていると思います。
新銀行に寄せる大きな期待
COJ:社内外の反応はいかがですか。
先ほども挙げましたが「eco定期預金」にはたくさんの方にご賛同いただいています。
そしてお客様から、来年度の合併後も環境配慮に熱心な銀行を目指してほしい、
という要望も多数聞かれます。
もちろん新銀行の方針として引き続き環境に配慮していくことを合意していますが、
このようなご意見を耳にすると、改めてお客様の当行に対する期待を感じます。
わたしたちはこれまで、環境銀行として活動してまいりました。
植樹や清掃活動、寄付活動をはじめ、びわ銀エコカップというスポーツの大会で協賛として参加する以外に、
大会当日のペットボトルキャップの回収を行いリサイクルに取組む団体に提供したり、
大会参加者や見学者の方々の交通手段として車の相乗りを薦めるなどしています。
これは小さなカーボンオフセット運動といえます。
また、今でこそクールビズは当たり前のようになりましたが、
まだこの運動が国を挙げて推奨されていなかった平成13年から、
当行はクールビスをはじめていました。
銀行でノーネクタイ、上着を着ない、というのは沖縄県を除いてはほぼ前代未聞ではじめは恐る恐るのことでした。
しかし、このように活動してきたことで社員の間にも、環境配慮は特別視するものではない、
という意識が育ったのではないかと思います。
ですからカーボンオフセットについても、
これまで行ってきた環境貢献活動のひとつとしてとらえていることでしょう。
カーボンオフセットの仕組みなども全員が理解できるよう、定期的に勉強するなど努めてきました。
こうしたアイデアが社内から出たということは、
どうしたら環境に配慮できるのかと社員一人一人が真剣に考えるようになった結果だ、
というようにわたしは見ています。
COJ:今後の課題、やっていきたいことがあれば教えてください。
早くから環境問題には関心を持ってきましたが、まだまだ努力不足だと思っています。
合併後の新銀行は、滋賀県だけでなく関西一円に店舗が拡大します。
これまでの環境に対する意識や貢献活動も、全店あげてますます広がっていくことを期待しています。
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