男女問わず使いやすいバッグ製造がはじまりに
COJ:「家族のかばん」を作るきっかけとなったことは?
例えば子供を持っているお母さん向けにマザーズバッグというものが市販されていますが、
あのバッグはお父さんが持ちにくいですよね。デザインも女性っぽくて。
僕は子供ができてからわかったんですけど、買い物のときとか、
ちょっと待っている時間でもあのマザーズバッグを妻から持たされて、待つのにすごく抵抗があったんです。
それで男性でも女性でもどっちが持ってもいいユニセックスなシンプルで使いやすいバッグを作りたいなと思ったのです。
そうして生まれたのがこの「家族のかばん」シリーズです。
帆布素材のバッグでお好みの生地と革を組み合わせ、
職人による手仕事で作り上げられた丈夫で飽きのこないデザインです。
長く使ってもらうという点でもエコロジーを意識しています。
この商品の売り上げの1 %をカーボンオフセット費用としてCOJさんに提供しています。
環境の変動を肌で感じて
COJ:カーボンオフセットに参加したいきさつを教えてください。
この仕事を始める前にニュージーランドで現地コーディネーターの仕事をしていました。
お仕事やご旅行などで訪問される方の手配、案内などをする業務です。
ニュージーランドは南の国ですからオゾンホールの影響が顕著で、特に紫外線がものすごくきつかったんです。
勤務していた6年半の間にも、年々強くなっていることを肌で感じました。
それでなんか変だなあ、地球がおかしくなっているんじゃないのかなあ、と思うようになりました。
帰国後、会社勤めをしていたのですが、忙しくてなかなか家族で過ごす時間がなく、
もっと一緒に子供ともいられるようにと今のオンラインショップ経営に転向しました。
僕の場合、子供が生まれてから環境のことをさらに意識するようになりました。
この子が大きくなったとき、地球はどうなってしまうんだろうか、と。
それで何か仕事をする上でも環境にいいことを取り入れたいと考えるように変わっていきました。
自分も育児に参加するようになって他のお父さんたちにも、
もっと子育てに参加してほしいなという気持ちから家族のバッグ第一弾として「パパバッグ」を提案しました。
その商品にカーボンオフセットを付けたのが始まりです。
COJ:日本カーボンオフセットを知ったのは?
COJの代表の末吉竹二郎さんがよくテレビや雑誌に出ており、
以前から興味深いお仕事されているなと思っていました。
ホームページも拝見してカーボンオフセットにまじめに取り組んでいるという姿勢が明快でした。
数あるカーボンオフセットの団体の中で一番親しみを感じまして、COJさんに問い合わせをしました。
5月からバッグ3点を対象としたカーボンオフセットを導入し、まず約6トンのCO2排出削減分を目標にしています。
いま置かれている状況でベストな行動をとりたい
COJ:こうした取り組みに参加してよかったこと、変わったことはありますか?
会員として参加しているので責任を持って行動しようと思っています。
小さなことですけどゴミを出さないように、とか車より自転車に乗ろうとか。
前はゴミでも「出てしまうものは仕方がない」って考えだったのですが、
今は「できれば少なくしたい」と思うようになりました。
今自分ができるベストのことをしようと思っています。
そういう意味ではこのカーボンオフセットに仕事で関わっていることも、
環境配慮へのベストな行動のひとつだと思います。 簡単に参加できますしね。
お金で排出権を取引することにネガティブな意見があるのかもしれませんが、
僕は今できる一番前向きな姿勢だと考えているんです。
CO2が地球に影響を与えているかもしれないと現状で謳われているなら、いま自分ができることをしたい。
何もしなくていいとは思えません。
お客さまをはじめバッグを製造してくれる工房の方などにもカーボンオフセットの説明をする時があります。
バッグを通じてカーボンオフセットを知ってもらえる、大きくいえば一種の啓蒙活動でもあると思ってます。
COJ:今後取り組んでみたいことはありますか?
カーボンオフセットを組み合わせた商品の点数を増やしていきたいです。
あとはエコ雑貨なども作りたいです。
個人的に海が好きでネットショップでも流木雑貨を作って販売しています。
その売り上げの0.5%は自然保護NGO団体WWFジャパンに寄付しています。
この商品に関しては売り上げというよりも、
流木が好きだからいろんな人に「ただのゴミじゃなくてこんな活用方法もあるんだよ」と知ってほしい気持ちと、
流木をきっかけにして海に来てほしいという思いがあるんです。
この辺の海にもゴミがいっぱい打ち上げられています。
なかには危険なものも落ちているんです。
海がゴミでいっぱいな光景って悲しいです。
多くの人たちに海の現状を見てほしい、何かを感じて帰ってほしいと願っています。
|