車の利用で発生するCO2を全てオフセット
COJ:日本カーボンオフセット(COJ)のサービスを導入したきっかけを教えてください。
環境に関わるビジネスをやりたいと思い、カーシェアリングの事業を立ち上げました。
もともとカーシェアリング自体が車の使用を抑制するということで、
CO2削減に貢献できるビジネスだということは私自身理解していましたが
「もっと分かりやすく利用者や他の方々に環境への貢献をアピールするには?」
と考えた時にカーボンオフセットを入れることで、よりはっきりアピールできることに気づきました。
カーシェアリングは車を使うので、CO2は絶対に出してしまうサービスなんです。
それでも環境にやさしいと言ってもなかなか受け入れにくいですのね?
そこでカーボンオフセットによって、「車の利用で出るCO2を完全に相殺する」という方が皆様に理解しやすいと考えたんです。
COJさんを選んだ理由は、ホームページの内容が分かりやすく、
担当の方もカーシェアリング自体に興味を持っていただき、対応も丁寧だったからです。
値段的な面も含めて他社も検討しましたが、最終的には担当者との信頼関係が築け、
安心して進めることができたので、選択は間違っていなかったと思います。
COJ:基本的にはカーシェアリングで発生するCO2を 全てカーボンオフセットするということですか?
はい。今年は1年目で実質データがないので、COJさんの協力のもと、
カーシェアリングで利用している車3台分で排出するであろうCO2排出量を計算し、オフセットする総量を決めました。
実質2008年4月1日分から2009年3月末分までをカーボンオフセットしています。
次年度以降は前年度のデータをもとに算出して、更新します。
カーボンオフセット分の代金はすべて当社が負担しているので、
会員の皆様はカーシェアリングをする中で全く負担なく、カーボンオフセットに参加することができます。
世間にあるカーボンオフセットは一部だったり期間限定でおこなわれているものが多いように感じます。
弊社のように「完全に全てのCO2排出分をカーボンオフセットにする」というのは分かりやすく、
カーボンオフセットの理念に一番マッチしたものだと感じています。
大阪エリアで利用できる便利なサービスとして浸透
COJ:「エブリカ」のサービス内容を具体的に教えてください。
「エブリカ」はカーシェアリングのサ−ビスで、会員制のレンタカーです。
去年の10月に始め、現在は大阪市内で営業しています。
ご入会いたただくと、会員様には「ステーション」と呼ばれる駐車場に直接行っていただき、
携帯電話1つで予約から利用開始の手続きまでおこなえます。
貸し出しの時間は個人の方なら15分からできるので無駄がありません。
ご利用いただいている会員の皆様には非常に便利なサービスと評価されています。
COJ:「エブリカ」の会員はどのような方なのですか?
現在、会員数は個人、法人合わせて50人程度で、年代は30代、40代のご夫婦が多いです。
大阪の中のビジネスエリアに位置するので企業の方の利用が多いかと思ったのですが、
ふたを開けてみるとほとんどが個人の契約でした。
今年は環境問題への意識の高まりなどの影響を受け、カーシェアリングが注目されていることもあり、
問い合わせなどは昨年に比べて増えてきました。
今後は学生向けのサービスとしても普及できればと思っています。
COJ:「エブリカ」にカーボンオフセットを組み合わせる上で苦労したのはどのような点ですか?
排ガスで出るCO2の量をどのように計算するかで最初迷いました。
ただCOJさんの場合はホームページで車の車種別に排出量を簡単に出せるチャートがあったので、それを参考にしました。
決めてから導入までスムーズにできたのは、COJさんとの出会いがあったからだと思います。
カーボンオフセットは継続こそが大事
COJ:カーボンオフセットに対するお客様からの反応は?
ちょっと言いづらいのですが、会員様からのカーボンオフセットについての反応はほとんどありません。
利用マニュアルにエコドライブとカーボンオフセットの紹介を入れているのですが、
大阪という土地柄からか、利便性やどれだけ安くなるかのご質問はあるのですが、
環境に優しいサービスについての反応はまだ少ないのが現状です。
ただ、マスコミや利用会員以外からの問い合わせでは、カーボンオフセットについての反応はあります。
実はカーシェアリングにカーボンオフセットをつけることで弊社にメリットがあるかというと、まだ少ないのが現状です。
しかし、利用者、一般の方々への環境問題への意識づけのためには、やはりカーボンオフセットが一番分かりやすく、
参加しやすいサービスなので、反応がないから1年でやめるのではなく、継続こそが大切だと思っています。
COJ:カーボンオフセットに取り組むことで、ご自身に変化はありましたか?
それまでは燃費などは気にせず自分の好きな車を所有していたのですが、今最初に見るのは燃費になりました。
今まで好きだった車の魅力がなくなったので寂しい気持ちもあるのですが、
環境への意識は、そういうちょっとしたところから変わっていくものだと感じました。
自分で継続していくなかで、無理のない範囲でやっていくものだと思います。
今後は日本国内の排出権でカーボンオフセットをしたい
COJ:今後の課題、やりたいことはどんなことですか?
カーシェアリングは会員制のサービスですので会員が増えることで新たなサービスをリリースしやすいプラットフォームだと思っています。
そういう意味では、今後は会員向けに車以外のシェアリングのサービスもやってみたいと思っています。
また、地方在住の方が気軽にカーシェアリングを利用したり、
運用したりできるビジネスモデルを作り、カーシェアリングを日本全国に広げたいと思っています。
具体的には、各都道府県の事業者と当社のASPシステムの利用契約をおこない、普及させていくのが目標です。
それができたら、アジアなどにも輸出できるサービスにしたいと思っています。
また、来年以降に電気自動車が発売されたら導入したいと思っています。
そうしたら、グリーン電力と関連づけて、よりグリーンなサービスをしたいです。
カーボンオフセットについては、今後もすべての車のガソリン排出につけ、
引き続き、弊社の企業負担でやっていきたいと思っています。
また、今は海外の排出権を使っていますが、今後はできれば日本国内の排出権を使ってカーボンオフセットをして、
国内のCO2排出量削減に貢献したいと思っています。
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