いち早く自然環境を考えて
COJ: カーボンオフセット対象商品について教えてください。
当社の商品のPRポイントは生分解性に優れているという点です。生分解というのは、
例えばシャンプーなど洗剤の有機物が微生物の体内に取り込まれ、水と二酸化炭素に分解されることです。
わたしどもの商品は世界基準OECD法に基づく生分解性テストの結果、
2日後には50%以上が分解、14日後には95%近くが分解された、というデータを持っています。
これは廃液として流れ出たあとでも河川や土壌などの環境に対し負担が少ない商品だ、ということがいえます。
商品の特性についてですが、カーボンオフセット対象商品であるMJヘアケアシリーズは、
北海道の一業者から仕入れる鮭の皮からとれたマリンコラーゲンを配合しています。
一般に海洋性コラーゲンというといろいろな種類のものが配合されることが多いのですが、
わたしどもの商品は出所のはっきりとした鮭の皮のコラーゲンを使用しています。
鮭の皮にこだわったのは、ほかの魚の皮に比べて溶解する温度が約20℃前後と低く、
浸透性に優れ保湿効果が高いためです。
さらに、痛んだキューティクルを整え滑らかな指どおりにするSOD、
パサついた髪をしっかりまとめるPECビタボリズムのほか、ダメージヘア補修に着目したアミノ酸系成分など、
各アイテムの用途に合わせた有効成分を贅沢に配合し、多くの女性が持つ髪の悩み改善をサポートします。
10L業務用商品は一番スタンダードなさっぱり系シリーズですが、
ヒアルロン酸を配合し保湿効果も持たせ、肌荒れやかさつきが気になる方へもおすすめな商品です。
こちらはホテルの大浴場などに採用されています。
これらの製品の製造・流通・廃棄・リサイクル時に発生するCO2をオフセットしています。
オフセット量の内訳はそれぞれ、MJシャンプー、MJコンディショナー1本あたり550g、
MJディープヘアマスク1本あたり370g、MJダメージケアエッセンス、
MJダメージケアミルク1本あたり350g、10L業務用コンテナ1本あたり2.8kgとしています。
もっと環境負荷を減らすために
COJ: カーボンオフセット導入のいきさつを教えてください。
わたしどもで作っているシャンプーや化粧品といった商品は肌に直接つけるものです。
敏感肌の人やアトピー体質の人にも安心して使ってもらえるものづくりを目指してきました。
次に人の体にいいだけでなく環境のことも考えていこうと、生分解性に優れた商品を開発しました。
我が社は早くからこうした人体や環境配慮といったことに着目してまいりましたが、
環境への影響はものをつくるという行程の中ではどうしてもゼロにはなりません。
その点を考え今度は、製造や流通、廃棄、リサイクル時に発生するCO2に関しても削減していこう、
とカーボンオフセットを取り入れることにしたのです。
COJさんにはたくさんの有名な企業が加入されていて、信頼度も高く安心感があったためプロバイダーに選びました。
その後の対応も丁寧で満足しています。
COJ: 社内の反応はいかがですか。
先に述べた通り、わたしどもの会社は創業当初から人が安心して使える商品作りをめざしてきました。
人体に安全なものは環境にも良いといえます。そうした企業理念のもとに活動しているので、
社内全体にもおのずと「環境にいいことをしたい」という姿勢が根付いていました。
ですからカーボンオフセットについてもすんなりと受け入れています。
全員で勉強会を開き、みなで同じ知識を得て、それぞれの持ち場で活かしています。
ホテルや宿泊施設からも注目
COJ: 社外の反応はいかがですか。
わたしどもでは、ホテルや宿泊施設などに置かれる業務用製品にも力を入れています。
昨今日本でも、環境に配慮した宿泊施設に認証される国際エコラベル「グリーンキー」を取得するホテルもあり、
旅行業界もエコロジーに関心が集まってきています。
シャンプーなどのアメニティにも環境に配慮したものを、というホテルが増えてきました。
こうした中、我が社の製品自体にも、さらにカーボンオフセットの取り組みに関しても積極的に興味を持っていただけることが多くなっています。
また、このような姿勢が評価され、2008年の洞爺湖サミットでは、
環境に配慮した商品ということで、シャンプーやコンディショナーなどが開催ホテルで使われました。
COJ: カーボンオフセット導入の際、苦労された点はありますか。
対象商品にCOJのラベルを貼り付けているのですが、店頭販売商品においては、
商品自体が持つイメージとCOJラベルのバランスをとるのに苦労しました。
ヘアケア商品のデザインやイメージを活かしつつ、企業姿勢の一つでもあるカーボンオフセットの取り組みもアピールしたい、
この2点を商品にどう表示したらいいかに時間を要しました。
COJ: ほかにされている環境活動はありますか。
製品の容器の使い捨てを減らすよう、詰め替えパックなどの販売を行っています。
また、保湿スキンケア製品の売り上げの一部がNGO団体を通じて、
中国にあるホルチン砂漠の緑化活動に利用されています。
保湿製品の売り上げ金を活用=砂漠を少しでも潤そう、という意味を込めました。
職場では夏はクールビズ、冬はウオームビズをみんなで実施しています。
わたし個人についてはなるべく車を使わないよう心がけています。
電車やバスなどの公共交通機関を利用したり、
また体を動かすことが好きなので歩いたり自転車に乗ったりして移動しています。
COJ: 今後の課題、やってみたいことはありますか。
カーボンオフセットの取り組みを継続しつつ、ほかにもこうした環境配慮の活動があれば積極的に協賛していきたいと思います。
また商品作りでもより一層、環境配慮型のものづくりを心がけたいです。
これらはわたしどもの企業姿勢として、絶えず世にアピールをしていくつもりです。
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