日々の生活の中でCO2を知っていただくきっかけに
COJ:日本カーボンオフセット(COJ)のサービスを導入したきっかけを教えてください。
カーボンオフセットについては環境担当としていろんな情報に接するなかで、
海外にカーボンオフセットという手段があり、カーボンオフセット付きの商品も存在していることをCOJの設立前から知っていました。
実際にカーボンオフセットを行おうと考えたのは2007年の春頃で、
2008年のエコツアーと商品を通じてカーボンオフセットを行おうと決めました。
生活者でもあるお客様がお買い物で環境を良くしていく気持ちになったり、
日々の生活の中でCO2を知っていただくきっかけになればいいと思ったのが、導入の理由です。
COJにお願いしようと思った理由は、市民(私たちは生活者と呼びますが意味は同じです)と企業と国というかたちで、
生活者を巻き込んでオフセットしようという考え方が良いと思ったからです。
キティちゃんを使ったオリジナル商品を販売
COJ:オリジナルエコバッグ・タンブラーについて教えてください。
2008年6月5日の環境の日を皮切りに、オリジナルのエコ商品を販売しました。
商品としてはサンリオからキティちゃんの版権をお借りして、
オリジナルのマイ箸セットやエコバッグ、タンブラーを開発しました。
キティちゃんを選んだ理由は、最もよく買う客層が10代の頃からキティちゃんに親しんてきた40代の方でありながら、
他の年代にも受け入れられるキャラクターだからです。
その中でエコバッグ、タンブラーはカーボンオフセットを代金に組み込み、
売上げの1%をCOJを通してオフセットするかたちにしました。
エコバッグはSとLの2種類あり、折り畳めて携帯性を持たせたものにしました。
タンブラーはカフェのショートサイズのドリンクが入る容量にしました。
ミニストップ独自のエコ商品の開発は初めてだったため、開発担当者は冒険的な部分があったと思います。
なぜならミニストップだけで売り切らなければならないため、その点ではリスクが高い商品でした。
エコツアーでは参加者自らがオフセット料金を支払う
COJ:エコツアーではどのようにカーボンオフセットをおこなったのですか?
ミニストップでは2000年から田植え体験や稲刈り体験などエコツアーを実施しています。
一定期間の募集時期に店頭に設置しているハガキで応募された方と、
店舗で働いている方のご家族が参加できるツアーです。
このツアーにおいて、2008年からカーボンオフセットに取り組むことにしました。
方法としては、ツアーで発生しうるCO2を計算し、人数分で按分しました。
その結果、行き先が茨城県と長距離ではなかったため、
1人あたり10円をカーボンオフセットのためにお支払いいただくかたちになりました。
ツアーのはじめに、カーボンオフセットのことを説明して、参加者1人1人に払っていただきました。
自分たちがやったことに対し、自分たちが払うというかたちのため、カーボンオフセットとは何かが分かりやすいと思います。
環境月間を通して社内が同じ方向を向くように
COJ:商品に対するお客様、社内からの反応は?
オリジナルエコバッグ・タンブラーについては社長自ら
SA(ストアアドバイザー:店舗指導員)に販売強化の指示をしたため、
他の雑貨に比べて発注率が高くなり、開発担当者はとても喜んでいました。
売上げも、同じカテゴリの商品群より良かったです。
ただ、残念ながらお客様からの意見の中からカーボンオフセットへの反応はありませんでした。
また、今回の環境月間の取り組みを通して、社内の意識が少しずつ同じ方向を向くようになったと思います。
ミニストップはお客様が購入した商品やサービスを通して環境に貢献できることがあることを社員が理解し、
商品担当も商談などで環境のことを今まで以上に気にかけるようになりました。
続けることでもっとその意識が高まるため、今後も続けていく必要があると思います。
ただ、社内でのカーボンオフセットの認知はまだ低く、
今回カーボンオフセットという名称を初めて聞いた人が多かったくらいです。
これからもっと理解を広げていきたいと思います
COJ:エコツアーでの参加者の反応は?
エコツアーは1年を通して田んぼの稲刈りや里山に行くツアーなどを3回開催し、
1回のツアーに50〜60人が参加しました。
ツアーではカーボンオフセットについて説明した上で
「バスで行くから自家用車に比べてCO2が少なくてすんでいる」という話をしています。
ツアーにいらっしゃるのは親御さんと小学生のお子様なのですが、
反応としては「ああ、そういうものがあるのか!」と初めて知る方が多く、
でもみなさん納得して寄付していただけました。
様々な部門がカーボンオフセットを活用できるようにしたい
COJ:今後の課題、やりたいことはどんなことですか?
エコツアーは毎回参加者が違うため、カーボンオフセットを知っていただくためにも継続して行います。
商品もカーボンオフセットの組み込み型の商品を開発を推進する予定です。
今年行ったことは、来年も続ける予定です。
他にも社内イベントでカーボンオフセットをやるなどの案があります。
今後は社内の様々な部門がどうやって自分の部署で活用できるかを自ら考え、
行動を起こす気風になることが今後の課題です。
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