洞爺湖サミットを記念したカーボンオフセット商品
COJ:カーボンオフセット対象商品
「シーリー サミット・スリープVIP」、「シーリー サミット・スリープ AUTHENTIC」について教えてください。
今年7月に開催された洞爺湖サミットを記念して6月下旬に限定発売したベッドです。
洞爺湖サミット会場となったザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ全室に導入された
シーリー社製のベッドと同等のシーリーポスチャーテックコイルを使ったもので
安定感のあるしっかりとしたマットレスを使った一流ホテルの贅沢な寝心地を感じることができるベッドです。
日本オーガニック協会認証のオーガニックコットン100%使用の布張りヘッドボードや
ナイトテーブルなども付帯商品として販売しています。
このベッドの代金の5%をカーボンオフセットとしてCOJさんに寄付しています。
たとえば「シーリー サミット・スリープVIP」。
シングルベッドの場合だと価格が税抜30万円ですからその中から1万5千円分、約3.6トンのCO2削減になる計算です。
「シーリー サミット・スリープ AUTHENTIC」ダブルベッドでは約6トンのCO2削減になります。
COJ:日本カーボンオフセット(COJ)のサービスを導入したきっかけを教えてください。
以前から環境によい取り組みをしたいと探しており、
カーボンオフセットという言葉もいろんなところで耳にするようになっていました。
郵便局のはがき、新聞や「オルタナ」等の環境・社会貢献関連の雑誌などを通じて、
カーボンオフセットの取り組みをしている団体の中で、いちばんよく目にしていたという点でCOJさんに連絡をとりました。
4月に企画を立てタイトなスケジュールでしたが社内を説得し6月に販売にこぎつけたという次第です。
カーボンオフセットにより内外からうれしい反響が
COJ:カーボンオフセットを内外に説明するときに苦労されたということですが。
社内の人間でもカーボンオフセットを知らない者が多く、聞いたことはあるけれどお金の流れや仕組み、
また中間のCOJさんがどういう働きをしているのかなどを理解してもらうのに時間がかかりました。
営業担当者からお客様に聞かれることも多いので詳細を知っておきたいということで、
社内用にカーボンオフセットを図式化した資料をつくり説明していきました。
COJ:社内や社外からの反応はどうですか?
我が社の中部工場の管理部門の者からカーボンオフセットをしていることをもっと広めたい、
世の中の人々に知ってほしいという声があがりました。
また環境に特化した同様の企画はないかなど要望も増えてきました。
社員の目が環境に関心を持つように変わったと実感しています。
お客様からはもちろん新聞などマスコミからの反応もありますし、
取引先でも話題に上るようになりました。
また就職活動中の学生さんからも「カーボンオフセットに参加している企業ということを知って興味を持ちました」という問い合わせもあります。
こうした反応はこれまでにはありませんでした。カーボンオフセットを始めてからのものです。
「気づいてもらう」という種まきをしている
COJ:カーボンオフセットに参加してよかったことは?
今回はじめてこうした取り組みに参加したわけですが、
新卒の人から問い合わせをいただいたり社内からも反響があったりと、
ひとつ実行しただけでいろんなことが変わりました。
わたしの部署ではホッチキスの針金の芯を捨てるのがいやで、
芯なしで留められるホッチキスに替えました。
すると違う部署の者がなにこれ?と興味を持つんですね。
説明してみると「へえ、いいね」という反応が返ってくるんです。もしかしたらその人も芯なしのホッチキスを使うようになるかもしれません。
環境活動も同じだと思います。無理やり押し付けるのは私自身もとても気がすすみません。
でもひとつ置いておく、ひとつ提示してみるだけで新しい「気づき」が生まれることがあります。
そこでその人が変わってくれたらとてもうれしいことですし、
今回のカーボンオフセットのように会社として関わることができれば環境への大きな貢献活動に育っていくでしょう。
「気づき」の種をまいている仕事をしているなあと日々思っています。
COJ:今後の課題、やりたいことはどんなことですか?
例えば今後カーボンフットプリントを表示できればと考えています。
メーカーとして環境にどれくらいの負荷を与えているか、前向きに把握し透明性をもって商品を販売できればと思います。
製造業ですから生産にエネルギーを使うことやCO2排出はつきものですが、
その数値情報をきちんと提示した上でお客様に納得して使っていただきたいのです。
さらに将来的には廃棄の問題にも目を向けていきたいと考えています。
メーカーはどうしても生産に目が向きがちですが、
これからの時代は処分される時のことも考慮する必要があります。
たとえばベッドの構造をリサイクルや廃棄しやすい構造に変えていくなどといったことにも目を向けていきたいです。
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